2010年1月1日金曜日

海外版遊戯王の基礎知識 イラスト変更について

現地で著作権や商標、特許侵害となるイラストが差し替えられる場合や
TCGにおいてカードそのものが存在しないケースも
対象年齢6歳以上のTCG。
訴訟大国や表現規制の厳しい国に商品展開するため、
教育上や道徳上何かと宜しくないカードイラストには修正が施されます。
規制対象は主に宗教、兵器、性的な描写などになります。


「転生じゃないんですか?」はお約束
お馴染みなのは死者蘇生でしょう。
実在する特定の宗教に用いられるシンボルはNG。
処置としてイラストが丸々差し替えられるケースも間々あります。


悪魔族と天使族は存在そのものが規制対象
同じく宗教的な理由により悪魔の山羊角や天使の光輪は消し込まれます。
レッサー・デーモンの貧相さは有名です。

基本英語版統一でもあまりのダサさに敢えてアームズ・ウィングだけは日版を投入する決闘者も
銃にミサイル、爆弾などの兵器はリアルさを無くすためカラフルに彩られます。
アニメにおいても輸出を前提にそういった武器の登場が少なくなりましたね。

バストサイズはダウンします
続いてセクシャル。ポルノ規制はガチガチです。
男女問わず露出度の高いイラストは服を着せる、塗り潰すなど修正が掛かります。

美魔嬢の明日はどっちだ
故にTCGのアニバーサリーパックからはBMGが姿を消し、歯抜け収録の事態に。
そりゃKAZUKI TAKAHASHIのイラストを手直しなんてできるわけないですよね。

White Dragon(ATK3000)に対するBlack Magician(ATK2500)は具合が悪いという邪推
イラストだけでなく、カード名が規制対象になるケースもあります。
翻訳の際「Angel」や「Devil」など宗教的に問題のある単語は差し替えられますし、
「Black」を人物を表す名詞に掛ける場合等もNGとして避けられる傾向にあります。
「Wing」は「Black」と形容もできますが、「Magician」に対しては配慮されるのです。